無事に出産を終え、慣れない育児も一段落してくると、そろそろ2人目を考え始める人も多いと思います。
2人目を妊娠するためには、まず排卵していなくてはいけません。
という事で、産後の生理はいつから再開するのか気になるところですよね。
結論としては、生理が再開する時期は、十人十色。本当に人によって様々です。
産後3か月以内に来る人もいますし、1年過ぎても来ない人もいます。
それは、その人によって産後の母体の回復状況や子育て環境が全く違いますし、母乳なのかミルクなのかでも違ってくるからです。
特に、母乳で育てている人は、排卵を止めるホルモンが分泌されているので、卒乳するまで生理が来ないのが普通です。
おっぱいをあげていて、『産後1年以上経っているのにまだ生理が来ていない!』とか闇雲に焦る必要は全くありません。
卒乳すれば、ホルモン分泌が抑えられるので、徐々に生理が再開していくでしょう。
早く2人目・3人目が欲しい人は、そろそろ卒乳を考えたらよいかと思います。
でも、一気に卒乳しようとすると、おっぱいが詰まって乳腺炎になりかねません。
おっぱいをあげる回数を少しづつ減らしていくなどの工夫が必要です。
パンパンに溜まってしまったおっぱいは、自分の手や搾乳機を使って搾乳するといいですよ。
あげる回数を減らしていくと、徐々に母乳が作られる量も減っていきます。
赤ちゃんがおっぱいを欲しがると、ついつい可哀相になってあげてしまいがちですが、2人目・3人目の赤ちゃんの妊活を始めるなら、卒乳は必要になってきます。
なぜなら、おっぱいを吸われると子宮収縮が起こるからです。
おっぱいをあげながら運良く妊娠できたとしても、子宮収縮が起こるとおなかの赤ちゃんが苦しい思いをします。
最悪の場合、流産してしまうリスクもあるので、次のお子さんの妊活を始めたら、徐々に卒乳していきましょう。
もうひとつ、2人目・3人目の妊活で注意する点があります。
それは、本当に排卵が起こっているのかチェックすること。
生理が来たと安心していても、実際には出血だけで排卵が起こっていないこともあるのです。
排卵が起こっているか知るために、無料で自分で出来る簡単な方法があります。
それは、基礎体温表をつけること。
しっかり低温期、高温期に分かれていれば、排卵が起こっていることがわかります。
産婦人科で妊活しようと思っているひとも、まずは基礎体温表を最低でも2~3か月つけてから受診されることをおすすめします。
なぜなら、産婦人科へ受診した際、排卵が起こっているか確認するために基礎体温表をつけることを指導されるからです。
前もって用意しておくことで、余分な医療費を節約することにもなりますよ。
また、卒乳完了したのに半年~1年経っても生理が来ないという場合は、念のため一度産婦人科を受診されるといいと思います。
◇まとめ◇
・産後の生理再開は人によって全然違う。
・授乳中は、排卵を抑えるホルモンが分泌されているので、生理はこない。
・2人目・3人目の妊活を始めるなら、徐々に卒乳してくこと。
・卒乳したら、基礎体温表をつけて、排卵が起こっているかチェックする。
・卒乳後、半年~1年以上グラフがガタガタで低温期・高温期に分かれていない場合は、排卵が起こっていない可能性があるので、産婦人科を受診しましょう。
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